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2012年6月19日(火)

被災者の線引きするな

参院特 山下氏、支援拡充を要求

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 日本共産党の山下芳生議員は14日の参院東日本大震災復興特別委員会で、与野党が共同で提案した子ども・被災者支援法案についてとりあげ、支援策の一刻も早い実施といっそうの拡充・強化を求めました。

 山下氏は、支援対象地域の範囲となる基準について質問。「地域を定める際は、被災者の実態や状況を踏まえることが必要だ。放射線量により支援内容に差をつけたり被災者を線引きすべきではない」と主張。提案者の民主党の谷岡郁子議員は、「国が線を一方的に引いてきたことが多くの家族やコミュニティーを分断してきた」と述べ、地域の実情に合わせて決めると答弁しました。

 山下氏は、医療費減免の対象を広くすることが必要だと指摘。自民党の森まさこ議員は「原則すべての疾病が対象になる」と答えました。

 日本共産党の紙智子議員は同委員会で提案者として答弁。自民党の佐藤信秋議員から国の責任規定について問われ、「国は原子力災害から国民の生命、財産を保護する施策を講ずるべきであり、原子力政策を推進してきた社会的責任がある。この二つの要素が相まって国が責任を負っていることを明確にした」と答弁。また、「直接の原因者である東京電力の第一義的責任がいささかも軽減されるものではない」と答えました。


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