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2012年6月16日(土)

「グリーン経済」めぐり対立

国連開発会議

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 【リオデジャネイロ=島田峰隆】今月20〜22日にブラジル・リオデジャネイロで開かれる「国連持続可能な開発会議」(リオ+20)のニキル・セチ事務局長は14日、当地で会見し、前日から始まった成果文書をめぐる交渉の進展具合を説明しました。「グリーン経済」の定義などについて、各国の意見が対立し、交渉は難航しているもようです。

 「グリーン経済」は、会議の主要テーマです。自然環境の破壊や資源の浪費を防ぎ、持続できる経済活動を行うことを指します。

 欧州諸国を中心に先進国は、「グリーン経済」が再生可能エネルギーの普及やそれに伴う雇用増などをもたらすとして推進しています。一方、途上国は、「グリーン経済」が各国独自の経済的発展の方法を縛る政策的枠組みとなることを懸念し、持続可能な開発のための手段の一つと位置づけるよう求めています。

 セチ氏は「グリーン経済の定義について国際社会が議論するのは初めてのことで、努力が続けられている」と述べました。また先進国から途上国への資金援助や技術提供、気候変動対策をめぐる先進国と途上国の「共通だが差異ある責任」の再確認なども「困難な問題」になっているとしました。


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