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2012年6月14日(木)

原子力規制機関設置法案

やり方も内容も大問題

穀田氏批判

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 日本共産党の穀田恵二国対委員長は13日、国会内で記者会見し、原子力規制機関設置法案について「国会審議のやり方も法案の内容も、きわめて問題が大きい」と批判し、残りわずかな会期内に成立させることは認められないと主張しました。

 穀田氏は、原発事故と原子力行政全般にわたる重要な問題だとして、民主・自民・公明3党を除く各党が共同で復興特別委員会での徹底審議を求め、「全党にきちんと質問時間を確保する」ということで環境委員会での審議とされた経緯に言及。「環境委員会での質疑は1回。参考人質疑、経済産業委員会との連合審査が行われただけだ。その一方で、水面下で民自公3党だけで修正協議を進めるというやり方は許されない」と強調しました。

 穀田氏は、福島原発事故を踏まえて原子力規制機関がどうあるべきか、という中心問題がないがしろにされ、原発再稼働にお墨付きを与えるために規制機関づくりが急がれていると指摘。事故原因究明も安全対策もとらずに再稼働ありきで進めることは許されないと強調しました。

 法案の中身についても「原発を推進してきた環境省の下に規制機関を置くものであり、独立性が問われる。しかも密室協議の中で原発を半永久的に運転できる内容を盛り込もうとしていることも見逃せない」と指摘。徹底審議こそ必要だと強調しました。


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