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2012年5月27日(日)

TPP反対 共同さらに

宣伝・署名呼びかけ 全国食健連が総会

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(写真)全国食健連の第23回総会で報告する坂口事務局長=26日、東京

 全農協労連、全労連、農民連、新婦人などの団体や研究者でつくる「国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会」(全国食健連)は26日、2012年度の総会を東京都渋谷区の新宿農協会館で開きました。

 食健連は、農産物輸入自由化や輸入食品の安全性を告発し日本農業・環境や食文化を守る運動から出発した組織で、総会は23回目になります。

 活動方針を報告した全国食健連の坂口正明事務局長は、環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加を許さない一点で昨年8月末に日比谷公会堂の集会・銀座デモを呼びかけ、主婦連や日本消費者連盟、JA全中(全国農協中央会)などとの連帯が深まったと紹介。今年4月には運動や政党の枠組みを超えて「ストップTPP 1万人キャンドル集会」を開催し、野田首相にTPP参加の正式表明をさせない共同が広がっていると報告しました。

 当面、6月18、19日のG8(主要8カ国・地域首脳会議)にむけて緊迫した局面になるとして、宣伝や署名、議員要請行動を呼びかけました。

 安全・安心な国産食料と農業を守るために地域の共同による農業の担い手づくり、大震災の復興支援、東電の放射能被害の全面賠償、原発再稼働を許さない共同、自然再生エネルギーの普及などの課題をあげ、「農業と食を守る多様な活動をすすめよう」と呼びかけました。

 来賓として、全国保険医団体連合会の住江憲勇会長、日本共産党の有坂哲夫国民運動委員会事務局長が連帯あいさつしました。


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