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2012年5月21日(月)

利用者、労働者力あわせ介護保険制度改善を

中央社保協が交流集会

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 利用者、介護労働者の現場の声と共同の力で介護保険制度改善をすすめようと、介護改善運動全国交流集会が20日、東京都内で開かれ、約100人が参加しました。中央社会保障推進協議会の主催。

 京都ヘルパー連絡会の櫻庭葉子さんは、4月下旬から始めたヘルパーやケアマネジャーに介護報酬改定に伴う生活援助の変化を尋ねるアンケートの中間結果を報告。訪問介護時間が「20分以上45分未満」に短縮されたことで、「フル回転で、利用者宅を回らざるを得ない」「利用者が泣く泣く時間短縮を承知してくれた」などの声が寄せられている、と発言しました。

 寝たきりで認知症の妻(81)を自宅で介護している男性(81)=東京都練馬区=。ヘルパーとのかかわりの中、オムツがとれる、時間が分かるなどの改善がみられたことを話し、「介護で働く人が誇りがもてる仕事・制度になってこそ、私たちのくらしがよくなる」と訴えました。

 新日本婦人の会の代表は、介護保険についての一言カードの取り組みを紹介しました。

 障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会の家平悟事務局次長は「自立支援法廃止の約束を投げ捨て、同法を一部『改正』しただけの障害者総合支援法案が国会上程された背景には、障害者制度と介護保険制度の統合の狙いがある」と発言。介護保険制度抜本見直しへの決意をのべました。

 大阪社保協介護保険対策委員の日下部雅喜さんが介護保険の現状と今後の課題について講演しました。


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