2012年5月16日(水)

止めよう大飯原発

ＮＧＯなど集会・政府交渉

（写真）「党派を超えて再稼働を止めよう」と発言する男性（左奥）＝15日、国会内

　国際環境ＮＧＯ・ＦｏＥＪａｐａｎ、日本消費者連盟などは１５日、関西電力大飯原発（福井県おおい町）の再稼働を止めようと、国会内で集会を開き、政府交渉を行いました。約１５０人が参加しました。

　経済産業省原子力安全・保安院、資源エネルギー庁、文部科学省、原子力安全委員会の担当者に対し、同原発の耐震安全評価、事故発生時の避難ルート、再稼働の地元合意などについて質問。担当者らが最低限の安全対策もしないままの「再稼働ありき」の発言に終始し、地元合意についても「（得るのは）一定の理解であって合意ではない」と、ないがしろにする姿勢を示したことに対し、参加者から憤りの声が上がりました。

　政府交渉後の集会では、参加者らが原発再稼働を阻止する決意を口ぐちに表明。「党派を超えて徹底的に大同団結して、再稼働ストップの一点で声を集めることが大切です」「静岡から来ました。中部電力浜岡原発（静岡県御前崎市）の再稼働の是非を問う県民投票を求める署名を１３日から始めます」などの発言がありました。

　原発ゼロをめざす発言をしている俳優の山本太郎さんが駆け付け、連帯のあいさつをしました。