2012年5月16日(水)
比例75削減の私案
民主本部総会で一任
民主党は15日の政治改革推進本部(樽床伸二本部長=党幹事長代行)の総会で、衆院の選挙制度をめぐって近く開かれる与野党書記局長・幹事長会談での対応を、輿石東・党幹事長と樽床氏に一任することを決めました。小選挙区制の固定化につながる区割りの見直しや比例定数削減に向けて、各党協議を進める狙いです。
「衆院選挙制度に関する各党協議会」座長を務める樽床氏は先月25日、▽小選挙区「0増5減」▽定数80削減(うち比例は75)▽比例定数35を「連用制」にする―などを柱にした「座長とりまとめ私案」を提示。同日の総会ではこの「私案」を基本に、会談に臨むことが確認されました。
「私案」は、各党協議会で民主党以外の各党が撤回を求めている比例80削減(マニフェスト)に固執したものです。
総会では、定数80削減の法案を民主党単独でも提出すべきだという意見のほか、「私案」について「わかりにくい」という意見も出されました。