2012年5月14日(月)
外国軍 死者3000人超
アフガン うち65%は米兵
民間調べ
アフガニスタンでの米軍など外国軍の死者数が2001年10月の開戦以来、13日までに3002人となったことが、民間ウェブサイト「イラク連合軍犠牲者総数」の集計で明らかになりました。
外国軍の年間死者数は、10年に単年度あたり最悪となる711人を記録。11年も死者数は500人を超え、今年に入ってからの死者数は155人にのぼっています。
同サイトによると、死者数のうち米兵が1968人で65%以上を占め、英軍兵は412人。続いてカナダ(158人)、フランス(82人)、ドイツ(53人)、イタリア(46人)などとなっています。
米軍によるイスラム教聖典コーランの焼却(2月)や、米兵の銃乱射による女性や子どもを含む民間人16人が殺害(3月)された事件など、年初から続く米兵の不祥事は同国で反米感情を高めています。
最近ではアフガン治安部隊の隊員が、米軍や国際治安支援部隊(ISAF)兵士に攻撃をしかけ、殺害するケースも頻発。14年末に予定されている同国政府への権限移譲に大きな不安を残しています。