2012年5月10日(木)
竜巻被害
被災者住宅確保急げ
衆院災害対策特別委理事懇 高橋議員求める
茨城県や栃木県を襲った竜巻災害について衆院災害対策特別委員会は9日に理事懇談会を開き、政府から報告を受けました。日本共産党の高橋ちづ子議員は、被災者の住宅確保や竜巻対策を急ぐよう求めました。
高橋氏は、被害を受けた茨城県つくば市の雇用促進住宅には福島原発事故の避難者が入居していることもあげ、被災者の住宅確保について質問。内閣府は「他の雇用促進住宅か民間借り上げ住宅を照会している」と述べ、国の責任で住宅を確保する考えを示しました。
高橋氏は、2006年に宮崎県延岡市で竜巻により3人が死亡し特急列車が横転するなど、この間も被害が続発していることをあげ、「日本はもともと竜巻が多かったが、被害が顕在化してからも何年もすぎている」と述べ、対策を急ぐよう求めました。
内閣府の担当者は、対策検討チームを設置して7月中に対策をまとめると述べました。
理事懇談会では、委員会の現地調査を14日に行うことを確認しました。