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2012年5月3日(木)

大飯原発再稼働やめなさい

寂聴さんらハンスト

経産省前抗議 「未来の命が不安」

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(写真)経産省前で原発ゼロを求めてハンストする瀬戸内寂聴氏(左から2人目)。同席する鎌田慧氏(左)と澤地久枝氏(左から3人目)=2日、東京都千代田区

 関西電力大飯原発3、4号機の再稼働に反対する作家・僧りょの瀬戸内寂聴さんと、作家の澤地久枝さん、ジャーナリストの鎌田慧さんの3氏が2日、東京・霞が関の経済産業省前で、再稼働を狙う政府に抗議するハンガーストライキを終日行いました。

 車いす姿で午前9時すぎから座り込みを始めた瀬戸内さん。袈裟(けさ)に「再稼働反対」と書いたハチマキを留めて、「15日に90歳になる。余生は原発反対にかけている。絶対になくさなければいけない」と語りました。

 鎌田さんから原発への思いを問われた瀬戸内さんは、「こんなにひどい日本を、子や孫に残してはいけない。未来の命が不安。広島、長崎で原爆の被害を受けた日本が、唯々諾々と原発を使うのは恥ずかしいことです」と力を込めました。

 また、行動することの大切さを「日本人はもっと言いたいことをいうべきです。やっぱりたたかわなければだめですね。正しいことに向かって口を開かなければいけない」と訴えました。

 ミュージシャンの坂本龍一さんが「行けませんが、気持ちは皆さんと一緒」とのメッセージを寄せ、作家の落合恵子さんも4時すぎ、駆けつけました。

 瀬戸内さんを訪ねてきた墨田区の女性(72)は、「寂聴さんの体調が心配。年寄りは原発がどうなっても関係ないと思っていたが、その考えを改めないと日本は変わらないと教えられた」と話しました。


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