2012年4月29日(日)
「日本から原発なくす」
大阪 600人、関電を包囲
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「関西電力は大飯原発の再稼働をするな!」―。快晴の大阪の空に600人の唱和が響きました。原発をなくし、自然エネルギーを推進する大阪連絡会(原発ゼロの会・大阪)と大阪労連が全労連近畿ブロックとともに28日に取り組んだ「大飯原発の再稼働に反対する4・28関西電力包囲行動」。
参加者は大阪市役所近くの北区中之島で集会を開きました。
大阪労連の川辺和宏議長があいさつし、「しゃにむに大飯原発の再稼働をはかる関西電力に怒りの声をぶつける行動です。大阪、関西の力で再稼働をさせず、日本から原発をなくす大きな運動を」と述べました。
大阪市の橋下徹市長が、原発の再稼働か住民の我慢と負担増かという理不尽な選択を迫るなか、参加者一人ひとりが市役所に向かって「大飯原発再稼働NO!」と書いたパネルを高く掲げてアピールしました。関西電力本店までのデモ行進では、「関西電力は子どもの未来を守れ」「野田政権は大飯原発の再稼働を認めるな」と唱和。沿道から激励する人もいました。
8カ月の女児を連れて夫と参加した女性(29)は「大飯原発再稼働は、福島のような事故が起こると近畿の水がめの琵琶湖に影響があるので、やめてほしい」と語ります。
デモを見た高石市の男性(42)は「再稼働はしないで。電気は太陽光発電にすればいい」と話していました。