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2012年4月23日(月)

大飯原発 再稼働反対

「関西も地元だ」

福井・小浜で緊急集会

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 政府が強引にすすめる関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働を許さない「緊急集会」が22日、同県小浜市で開かれました。集会後、「再稼働反対」と声を上げ、市内をデモ行進しました。


写真

(写真)大飯原発の見える広場で開かれた「再稼働許すな緊急集会in小浜」に参加する人たち=22日、福井県小浜市

京都・大阪からも参加

 大飯原発の建屋が対岸に見える市内海岸沿いの集会会場には、雨交じりの強風の中、バスやマイカーで乗り合わせた参加者がぞくぞくと到着。地元・福井県や原発事故による放射能汚染が心配される近畿圏をはじめ16都府県から80団体、400人を超える人々が集まりました。大飯原発から50キロ圏内には、京都市と滋賀県大津市など45万人が住んでいます。

 集会で開会あいさつした原発問題住民運動福井県連絡会の奥出春行代表委員は、「福島第1原発事故の原因は究明されていない。防潮堤も数年後につくる計画だ。原発事故が起きたときに避難の手がまったく打てない現状で再稼働などありえない」と訴えました。

 40年以上反原発運動を続けている小浜市の中嶌哲演住職が情勢報告し、「原子力村の人々は、県とおおい町だけが地元というが、小浜市や巨大なリスクがおよぶ関西も“地元”だ」と強調しました。

地図

 小浜市在住の男性(36)=大工=は、妻と3歳になる子どもと一緒に壇上に立ち、「原発事故以来、原発のことを考えない日はない。原発がある世の中を変え、子どもの命を守りたい」と訴えました。

 県外から京都、大阪、石川の代表が発言しました。大阪民主医療機関連合会の池田信明医師(62)は、「福島原発事故のときどうしてもっと原発に反対してこなかったか本当に悔やんだ。原発を再稼働させてまた悔やむわけにはいかない。福井と心をひとつにして原発を止めたい」と決意を語りました。

 「再稼働させない!」と書いたプラカードを掲げデモ行進した福井市の男性(58)は、「政府は大飯原発を全国の原発再稼働の突破口にしようとしていますが、再稼働を許さず、5月5日の全原発停止で、原発をゼロにする突破口にしたい」と決意を語りました。

 この日は、東京都や京都市でも再稼働に反対する集会やデモ、パレードがおこなわれました。


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