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2012年4月14日(土)

入学式に爆音 沖縄・宜野湾

FA18 朝からのべ25機

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 米軍機の爆音被害が沖縄で深刻です。小学校8校で入学式が行われた宜野湾市では10日、外来機の離着陸が少なくとも午前9時37分から午後4時45分までに9回、のべ25機にのぼり、「入学式のあいさつと爆音が重なった」(同市教育委員会)など式典に影響がでました。

 爆音をまきちらしたのは岩国や米本国から飛来したFA18ホーネット。6日に米国内の住宅地区に墜落・炎上したものと同機種も含まれ、住民に不安が広がりました。

 12日も夕方までに22回、のべ27機が離着陸を繰り返し、市担当者は「一度に10機以上の外来機がくるのは異常。騒音が減る傾向はみられない」といいます。

 この訓練で、普天間中学校では10日、98回の騒音が測定され、午前10時40分には107・8デシベルを記録。ガード下の騒音に相当する100デシベル以上は6回に。12日の騒音も140回、100デシベル以上は5回を記録しました。

 爆音が最も大きかったのは、滑走路南の上大謝名(うえおおじゃな)で、12日午前11時3分に115・1デシベルを記録。至近距離でのクラクションに相当する110デシベル以上は5回でした。

 外来機は米軍嘉手納基地にも飛来し、少なくとも3月7日にF15が6機、同8日にA10が7機確認されています。嘉手納町議会は、夜間・早朝にF15が爆音をまきちらして行った即応訓練(3月12日から16日)や燃料流出事故、自粛要請を無視して小中学校卒業式に訓練を強行したことへの抗議決議を全会一致で可決。町議会基地対策特別委員会の田仲康榮委員長は「戦争への恐怖、墜落の不安を抱える住民を無視した訓練や外来機飛来は許せない」と語りました。


 騒音 10デシベル以上が5秒以上継続し、航空機が発する電波(トランスポンダ信号)を確認したものを記録。


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