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2012年4月11日(水)

2陣訴訟原告団が控訴

泉南アスベスト 早期解決求める

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 大阪府南部・泉南地域のアスベスト(石綿)工場の元労働者らが中皮腫や肺がんなどの健康被害を受け、国に損害賠償を求めた泉南アスベスト国家賠償第2陣訴訟で、原告団(55人)は10日、控訴しました。国はすでに控訴し、争う姿勢です。

 同原告団・弁護団は同日、声明を発表。日本共産党をはじめ与党の民主党を含む計100人以上の国会議員が早期全面解決を求め、野党7党の連名、与党がそれぞれ厚生労働相に要請を行うなどかつてなく超党派の賛同が広がり、「世論はもとより、政治においても多くの支持を得るものとなっていた」と強調。

 国の控訴は原告らの「生きているうちに解決を」の願いを真っ向から踏みにじるものだと批判しています。

 原告団と弁護団は今後も、国に対して被害の早期全面解決を強く求め、協議の場を設けるよう強く要望するとともに裁判においても「ひきつづき、勝利に向けて全力で取り組んでいく」としています。

 泉南市で記者会見した原告の中田秀子さん(79)は「国が控訴したことは、とても残念です。私たちの苦しみを早く分かってほしい」と話しました。


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