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2012年4月11日(水)

米空母GW 放射性廃棄物を搬出

神奈川・横須賀 「合意違反」市民ら抗議

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(写真)原子力空母ジョージ・ワシントン(73番の船)から搬出され、貨物船(手前)に移される放射性廃棄物の入ったとみられるコンテナ(中央)=10日、神奈川・米海軍横須賀基地

 米海軍は10日、横須賀基地(神奈川県横須賀市)で原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)から定期整備に伴う低レベル放射性廃棄物の搬出作業を実施しました。同市内では「米国外の港では放射能にさらされた物質は搬出しないとした日米合意に違反している」として、平和団体や市民団体が抗議行動を行いました。

 GWの隣の岸壁(13号バース)には前夜から搬出に使用する貨物船「オーシャン・タイタン」が停泊。午前9時15分と同10時45分の2回にわけて、20フィート(約6メートル)コンテナ2個をクレーンでつるし、GWから積み込みました。

 GWの1次冷却系など原子炉周辺を含めた定期整備を毎年1月から5月に実施しており、放射性廃棄物の搬出は2008年9月の横須賀基地配備以来、4回目。昨年6月の搬出では、プラスチックシート、ぞうきん、作業用手袋などコンテナ2個約1トンを搬出しています。

 同日出港した貨物船は、米ワシントン州ブレマートンに22日、到着する予定です。同地には定期整備で放射線管理の必要な作業を実施した作業員が所属する施設があります。


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