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2012年4月10日(火)

解雇撤回で空の安全守る

日航原告団・支援者ら集会

志位委員長あいさつ

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(写真)不当判決をはね返し、職場に復帰し、安全で明るいJALをつくろうと開かれた院内集会=9日、参院議員会館

 日本航空に解雇撤回を求める原告団(パイロット・山口宏弥団長、客室乗務員・内田妙子団長)は9日、解雇無効の訴えを棄却した東京地裁の不当判決をはね返し、職場復帰を実現しようと参院議員会館で院内集会を開き、200人が参加しました。

 開会あいさつした山口団長は、「この判決には、首を切られる労働者の苦しみに思いがない。私たちが主張した安全への影響を全面否定した」と批判。「判決は、更生計画に書かれていない人員削減を更生計画を口実に認めている。実態を国民世論に訴え、解雇撤回を実現する」と強調しました。

 国民支援共闘会議から、大黒作治全労連議長、金澤壽全労協議長、東海林智日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)議長、堀江ゆり日本婦人団体連合会(婦団連)会長、菊池紘自由法曹団前団長が解雇撤回を実現するまでともにたたかう決意を述べました。

 日航内の組合でつくる「JJ労組連絡会議」の諏訪幸雄日航ユニオン書記長は、「職場でトラブルが増えている。先日、尻もち事故が起き、整備で指を切断する事故が3件も起きた。ベテランが減りスキル(技術)が落ち、安心して働けない状況が絡み合っている」と報告し、安全のため解雇撤回が必要だと強調しました。

 閉会あいさつで内田団長は、「安全にもの申す労働者への攻撃は断じて許さない。判決には、企業の利益第一の思想が根底にある」と強調。「安心して人間らしく働ける日本社会、安全な日航にするため、現場の人たちと連帯し、国民・労働者と力をあわせ、勝利を手にしたい」と訴えました。

 日本共産党、民主党、社民党の国会議員が参加・あいさつしました。日本共産党から、志位和夫委員長、穀田恵二国対委員長、山下芳生参院議員、笠井亮、高橋ちづ子両衆院議員、田村智子参院議員が参加しました。

 志位委員長は、「(判決は)首切り自由に道を開く、すべての労働者への攻撃であり、空の安全を脅かすもの」とのべ、「大義をもっているのはみなさんがたです」と激励しました。


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