2012年4月4日(水)
民意反映してこそ
朝日系番組 選挙制度で小池氏主張
日本共産党の小池晃政策委員長は、2日放映のテレビ朝日系番組「ビートたけしのTVタックル」に出演し、選挙制度改革問題などについて各党国会議員らと討論しました。
番組ではこの十数年間の日本政治を振り返る中、自民党の小泉政権がテーマに。コメンテーターや各党議員らがこぞって「しがらみをなくした」などと同政権を持ち上げたのに対し、小池氏は「国民の生活はぶっ壊れましたよね」と指摘。労働法制の規制緩和、医療費の削減、郵政民営化など、同政権がやったことは失敗が明らかになり、国民の批判を受けているとのべました。
誕生から2年余の民主党政権に話題が移り、小池氏は「民主党と自民党は変わらない」と指摘。民主党の原口一博衆院議員が「やってきたことを見てほしい」とのべたのに対し、小池氏は同党の公約違反について「マニフェストで掲げていたことをどんどんひっこめている。ことごとく下ろしちゃったじゃないですか」と批判しました。
選挙制度改革問題がテーマとなり、政治評論家の三宅久之氏は「小選挙区制が政治家を劣化させた」とのべました。
小池氏は「その通りだと思います。変えなきゃいけないが、どの政党にとって有利かということから抜け出さないといけない。第三極をつくるとか政権交代を可能にするなどということではなく、純粋に民意をきちんと反映する制度にしないといけない」と主張。他のコメンテーターから「正論だな」という声が上がりました。