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2012年3月31日(土)

スペインでゼネスト

もっとましな改革を

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 【ロンドン=小玉純一】スペインの二大労働組合である労働者委員会(CCOO)と労働総同盟(UGT)は29日、2010年9月以来となる24時間ゼネストを実施しました。ラホイ政権が進める解雇手当引き下げなどの労働市場「改革」に反対するたたかいの一環です。

 同国の失業率は23%で、欧州で最高レベル。政府が2月に決めた「改革」は、企業が解雇した労働者に支払う手当の引き下げや、団体交渉を経ずに解雇できる仕組みの導入などを柱としています。政府は、労働市場を柔軟化することによって、失業率を下げることができると宣伝しています。

 マドリードからの報道によると、ストを支持する市民や労働者数十万人が全国各地でデモ行進し、「労働者の権利を奪うな」と声を上げました。

 マドリード中心部で行われたデモ行進に参加したUGTの組合員は、ロイター通信に対し、「改革は労働者の権利縮小としては過去最悪のものだ。今の経済危機から抜け出すには、もっとましな方法があるはずだ」と語りました。


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