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2012年3月28日(水)

全身測定機の倍増を

山下氏 放射線対策迫る

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(写真)山下芳生議員

 日本共産党の山下芳生議員は26日の参院震災復興特別委員会で、放射線から子どもたちを守るために、国が責任を果たすよう求めました。

 山下氏は、福島県南相馬市では全小中学生を対象に全身測定機器(ホールボディカウンター)と血液検査で内部被ばくを継続的に調査していることを紹介し、「こういう地域なら子どもと一緒に生活し続けられると思ってくれるのではないか。不安を解消し安心を創造するためには南相馬市のような見地が大事だ」と強調しました。

 細野豪志環境相は「南相馬市の取り組みは素晴らしい。健康管理する仕組みが安心感につながり、心身ともに健康につながり、生活しようということにもつながる」と述べながらも、甲状腺の超音波検査の継続しか表明しませんでした。山下氏は、甲状腺への影響も含めて全体がわかる内部被ばく検査が重要だと指摘しました。

 山下氏は「原発事故は、原子力政策を推進してきた国の責任だ。市町村や県まかせではだめだ」と強調し、現在14台しか設置されていないホールボディカウンターの倍増や操作する専門家の配置を求めました。

 細野環境相は「市町村が検査を加速させるのであれば、国もサポートしていきたい」と述べました。


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