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2012年3月25日(日)

えっ!?メタボ罰則

厚労省具体案に批判

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 メタボ健診(特定健診・特定保健指導)の実施率が低かったり、メタボ該当者が減らない健康保険にペナルティー(罰則)を科す具体策の検討を厚生労働省がすすめています。同省は22日、具体案を有識者検討会に示しました。

 メタボ健診は、企業の健康保険組合や市町村の国民健康保険など各保険者に実施が義務づけられています。

 メタボ該当者や予備群が多いと将来の医療費増を招くとして、医療費抑制のために健診実施やメタボ改善の達成状況に応じて「政令で定める方法」で罰則を科すと法に定められています。成績の悪い保険者の後期高齢者医療への支援金を増やし、達成率のよい保険者には減らす「加算減算」を2013年度から実施するとされていますが、必要な政令がまだつくられていません。

 検討会の委員からは、「特定健診・指導と医療費の関連性がないという意見もある。合理的根拠の欠けた手法での加算減算は各保険者の理解を得られないのでは」「財政的に厳しいために指導できないところがさらにペナルティーで重くなるという矛盾が出る」など、ペナルティーへの批判が多数出ました。しかし、同省は6月ごろをめどに政令を定めたいとしています。


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