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2012年3月18日(日)

女川原発廃炉の会結成

宮城・大崎市民ら 県内で初

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 宮城県大崎市鹿島台の地域住民を中心に構成する「女川原発の廃炉を求める会」が17日、結成されました。同市の鹿島台公民館で発会式が開かれ、約140人が参加。代表に、呼びかけ人で元鹿島台町長の鹿野文永(かのふみなが)氏(76)が選ばれました。

 同会によると、東北電力女川原発(女川町、石巻市)の再稼働中止と廃炉を求める会を地域住民らが結成したのは、県内で初めてといいます。活動方針として、女川原発を再稼働させず原発からの撤退を進める要請署名を集めることや、集会参加など、原発の危険性を広く知らせることを確認しました。

 鹿野氏は発会式後、「原発の廃炉まで、半世紀かかる長い取り組みになります。地域を限定せず、再稼働させない運動を広げたい」と語りました。

 結成に先立ち同会場で、庄司捷彦(かつひこ)弁護士(原発の危険から住民の生命と財産を守る会代表)が講演しました。庄司氏は、東日本大震災で女川原発は5系統の外部電源のうち4系統が使えず、東京電力福島第1原発事故と紙一重だったと指摘。現在、定期検査中の全1〜3号機について「津波、地震対策がされないまま、再稼働は許されるでしょうか」と訴えました。


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