2012年3月10日(土)
「生活援助」時間削るな
田村議員に ヘルパーが署名提出
掃除や洗濯など「生活援助」の基本的提供時間を4月から45分未満(現行30分以上60分未満)に短縮する介護報酬改定の白紙撤回を求め、ヘルパーやケアマネジャーらでつくる「京都ヘルパー連絡会」の代表が8日、日本共産党の田村智子参院議員に約1700人分の署名を手渡しました。同連絡会は2月、独自の署名用紙を作り京都府内の全訪問介護事業所に送付。続々と署名が寄せられました。街頭では市民に訴え抗議集会も開きました。「いまでも時間が足らない。削られたら困る」の声が寄せられました。
同連絡会世話人の桜庭葉子さんは「45分未満になれば高齢者の暮らしは守れません」と訴えました。国民の強い批判に厚労省は「現在行われている60分程度のサービス実施は可能」と言いだしたものの現場では短縮に動く事業所が多く、混乱しているとのべ、短縮方針の撤回を要請しました。
署名を受け取った田村議員は、国会質問で短縮の根拠となった厚労省調査のずさんさを指摘したのに対し、小宮山洋子厚労相が「調査の方法が適切かチェックしたい」と答えていたにもかかわらず短縮を強行したことを批判。「みなさんとともに撤回を求めて、たたかいたい」と語りました。