「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年3月4日(日)

オバマ氏 対イラン攻撃辞さず

米誌に「はったりではない」

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 【ワシントン=小林俊哉】オバマ米大統領は、米誌『アトランティック』(2日付)のインタビューで、イランへの軍事攻撃の可能性について「米国の大統領として、私ははったりをかけているわけではない」と述べ、イランが核保有の道を進む場合、軍事力の行使も辞さないと強く警告しました。

 オバマ氏は、イランが核兵器を保有すれば、米国にとっても脅威になるとして、イスラエル、イラン両国は米国の軍事行動の可能性を真剣に受けとめるべきだと強調しました。

 米政府は、イスラエルによるイラン攻撃について「時期尚早だ」(デンプシー米統合参謀本部議長)と、消極的な見方を表明してきました。今回のインタビューでオバマ氏は、イスラエルと米国の同盟関係の深さを強調し、軍事面での米国自身の構えの“真剣さ”を強調しています。

 一方で、イスラエルがイランを攻撃すれば、イランが「被害者」となる国際構図が生まれる可能性があり、イスラエルの安全保障に貢献しないとも指摘。「イスラエルは、(攻撃に踏み切れば)軍事行動による重い対価、潜在的な意図せざる帰結を、非常に深刻に被ることになるだろう」とも述べました。

 米メディアからは、今回のオバマ氏のインタビューについて、イラン政府よりもイスラエルへの発信を念頭に置いたものとの指摘も出ています。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって