2012年3月3日(土)
「年金下げるな」
法案の撤回求める
国会前 年金者組合が抗議集会
高橋議員あいさつ
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全日本年金者組合は2日、年金を2・5%削減する法案の撤回を求め、国会前で抗議集会を開きました。雨のなか、首都圏から約1000人が参加し、「年金を下げるな」などと唱和しました。
政府は2月、「物価スライド特例分の解消」を口実に年金の2・5%削減を含む法案を国会に提出しました。
議員会館前は歩道からあふれるほどの参加者。「これでは生きていけない」と書かれた横断幕も掲げました。集会に続き、衆参の全議員に法案の撤回などを要請しました。全国各地で2日を中心に取り組みました。
篠塚多助委員長はあいさつで、「真に国民のための政治を願う方々と力をあわせ、消費税増税を阻止し、年金の2・5%削減法案を撤回させよう」と呼びかけました。
中央社会保障推進協議会の相野谷安孝事務局長、全厚生労働組合の杉浦公一書記長、JAL不当解雇撤回裁判原告団の山口宏弥団長が激励。相野谷氏は「まさに高齢者の命を削る大改悪だ」と批判し、撤回を訴えました。
日本共産党の高橋ちづ子衆院議員が連帯あいさつしました。
埼玉県坂戸市から参加した女性(75)の年金額は、「孫にお祝いもあげられない」と嘆く低水準。「さらに年金を下げるなんてとんでもない」と話していました。