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2012年3月1日(木)

障害者のための新法を

自立支援法改定案を批判

全関西集会開く

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(写真)「民主党は私たちを無視するな」と集会後のデモ行進で唱和する人たち=29日、京都市

 障害者の願いを全面的に盛り込んだ新法を実現させようと29日、京都市南区で「みんなの手でつくろう! 障害者総合福祉法を! 全関西集会」が開かれました。同集会実行委員会の主催。障害種別の違いを超え1300人が会場を埋めました。

 大阪障害フォーラムの嵐谷安雄代表世話人は、厚生労働省が22日に障害者自立支援法を障害者生活総合支援法に変更すると発表したが、「看板を書き換えただけだ」と批判。引き続き障害者の権利を追求していこうとあいさつしました。

 「障害を持って生まれたことは一つの権利。親の立場から後世に負の福祉財産を残さない」「聴覚障害者の高齢化が進むなか、安心してコミュニケーションがとれる社会を」など、関西の代表者がそれぞれ訴えました。

 日本障害フォーラム幹事会の藤井克徳議長は、厚労省の法律案骨子が、障害者権利条約と国が自立支援法違憲訴訟原告団と結んだ「基本合意文書」を基に作成した骨格提言に矛盾すると指摘しました。

 3歳の時の事故で半身まひになった男性(39)=神戸市北区=は「障害を持って生きるのが当たり前という考え方を広げることが必要だと感じました」と話していました。

 参加者は「『私たち抜きに私たちのことを決めないで』という切実な思いをもって、共に、力強い行動を起こしていきましょう」の緊急アピールを満場の拍手で採択しました。


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