2012年3月1日(木)

格差解消へ抜本改正

参院選挙制度協井上議員指摘

　参院の選挙制度協議会（一川保夫座長）が２９日に開かれ、今後の進め方を協議し、「１票の格差是正」など基本的な論点について引き続き論議していくことが確認されました。

　席上、日本共産党の井上哲士議員は「最高裁判決は、都道府県選出の制度のままでは１票の格差問題は解消できないとしている。それを前提に制度の抜本改正への議論が求められている」と指摘しました。

　各党からは「次の選挙は選挙区維持で、次々回に抜本改革を」（自民）、「選挙区をなくすことの合意は得られない。今国会で改正案を出す必要があり、その場合は多数決はやむをえない」（民主）などの意見が出ました。