「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年2月23日(木)

衆院予算委

「閣議決定は越権行為」

自公が批判 「定数80削減」議論に

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 衆院議員定数80削減を明記した「社会保障・税一体改革大綱」を閣議決定したことが22日の衆院予算委員会でとりあげられました。

 自民党の鴨下一郎議員は、定数問題は政党間で協議が続けられていることにふれ「国会議員の身分に関することを内閣が決めて良いのか。越権行為もはなはだしい。削除すべきだ」と求めました。

 大綱には「衆議院議員定数を80削減する法案等を早期に国会に提出し、成立を図る」と明記されています。野田佳彦首相は「政府、与党それぞれが連携協力し実現に取り組むと書いてある。与党と連携しながら実現していく意味」と釈明しました。

 これに対し鴨下氏は、岡田克也副総理が議員の身分に関わる議員歳費削減について閣僚だからと口止めされていると述べたことにふれ、「歳費よりももっとすごい話。総理のいるところ(閣議)で決めて良いのか」と指摘しました。岡田副総理は、「定数の話は院でお決めいただくこと」と否定できず、「ここ(大綱)で書いたことがそのまま決まるわけじゃない」と苦しい言い訳をせざるをえませんでした。

 公明党の石井啓一議員は、「本来、消費税の引き上げの環境整備というよりは、民意をいかに政治に反映をさせるかという議論をすべき問題だ」と批判。「議員定数削減は必要だと思うが、消費税の引き上げとの関連で議論するのはどうか」と述べました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって