2012年2月19日(日)
生存かかっている
老齢加算復活を 判決前に総会
東京連絡会
![]() (写真)最高裁判決を前にした「生存権裁判を支える東京連絡会」の総会で決意表明する原告団=18日、東京都内 |
生活保護の老齢加算復活を求めている「生存権裁判を支える東京連絡会」は18日、第6回総会を都内で開き、28日の最高裁判決を前にして「最後までたたかいぬこう」と決意を固めあいました。
佐藤直哉代表委員は「口頭弁論を開かないままの判決に怒りの抗議をする」と表明。
田見高秀弁護士は弁護団として最高裁に、▽裁判官全員で審議するために小法廷から大法廷へ回付▽拙速な判断を避けるため判決期日の延期―を申し立てたことを報告しました。また、最高裁判決では(1)老齢加算の廃止という「不利益変更」(2)厚生労働大臣の裁量権の乱用・逸脱―について判断されるとしました。
参加者らは、老齢加算廃止で社会から孤立した生活保護受給者の実態を告発して活動してきたことを振り返り、全国でたたかわれている生存権裁判と連帯して最後までたたかいぬく決意を語りました。
6人の原告は、支援への感謝を述べ、「私たちの人権を守るため、何があろうとも頑張りぬきます」と力強く発言しました。
元専修大教授の唐鎌直義氏が「『社会保障と税の一体改革』を阻止し、生存権裁判の勝利を」と題して講演。「誇りをもってたたかってください」と原告たちを励ましました。
生存権裁判で、二審原告勝訴の福岡訴訟は、最高裁の口頭弁論が24日に開かれます。









