2012年2月19日(日)
稲嶺市政2周年祝う
基地問題解決へ団結訴え
沖縄・名護
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沖縄県名護市で18日、稲嶺進市長の就任2周年を祝う激励会が行われ、会場の21世紀の森屋内運動場は、名護市民や周辺町村の首長、議員、県民らで埋まりました。
同会は、辺野古への新基地建設をねらう野田・民主党政権の田中直紀防衛相が沖縄訪問中で、県民の抗議の出迎えを受けるなかでの開催。市民らは「稲嶺市長の存在は名護市民と沖縄県民の宝。それだけに日米両政府のターゲットになっている。2年後に向け全力で支えよう」(玉城義和・県議会副議長)と決意を交わし合いました。
拍手と指笛のなかマイクを握った稲嶺市長は、子育て支援など暮らし・福祉・教育施策の充実とともに、建設関連の多彩な新規事業や農業振興策など「基地に頼らない街づくり」の着実な前進を具体的に紹介しました。
訪米の成果にも触れながら、「“辺野古の海にも陸にも新基地は造らせない”という公約が“オール沖縄”のものとなり、今、アメリカ連邦議会をも動かそうとしています」と指摘。「今年は勝負の年になるかもしれません」と基地問題解決に向け市民・県民の団結を呼びかけました。
会には、先の宜野湾市長選で健闘した伊波洋一元市長や日本共産党の赤嶺政賢衆院議員も駆けつけました。