2012年2月19日(日)
防衛相の来沖に抗議
「県民は新基地許さない」
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沖縄県統一連など沖縄県内の平和・市民団体は18日、沖縄県庁前で、田中直紀防衛相の沖縄訪問に抗議する緊急集会を開き、「新基地建設反対」「普天間基地の即時閉鎖・無条件撤去」を訴えました。
日米両政府・沖縄防衛局は、辺野古への新基地建設に向けたアセス評価書を、県民の反対を無視して年末未明に県庁に運び込んだのをはじめ、宜野湾市長選(2月12日投票)に向けて、有権者リスト作成などの「選挙介入」、在日米軍再編見直しを発表し、「普天間固定化」や「負担軽減」をちらつかせるなどの動きを強めてきました。
寒風のなか、田中防衛相と仲井真弘多知事の会談に合わせて開催された抗議集会。社民、社大両党とともにあいさつした日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、17日の国会で米軍再編見直しについての質問に、まともに答弁できない政府の対応を報告。「あまりにも情けないアメリカ追随ぶりです。普天間基地の無条件撤去以外に解決の道がないことを、しっかりと示していきましょう」と激励しました。
参加者は猛スピードで庁舎内に入る防衛相の車列に抗議の唱和。「26日にも来県予定の野田佳彦首相に、沖縄県民は決して新基地建設を許さないことを示そう」と抗議行動への参加を呼びかけました。