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2012年2月9日(木)

仮設の風呂 追い炊き切実

山下議員要求 首相“勉強する”

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(写真)質問する山下芳生議員=8日、参院予算委

 日本共産党の山下芳生議員は8日の参院予算委員会でしめくくり総括質疑に立ち、東日本大震災被災地の仮設住宅の寒さ対策についてただし、凍える被災者に温かい手を差し伸べるべきだと求めました。

 山下氏は、仮設住宅入居者から強い要望がある風呂の「追い炊き機能」をなぜ付けないのかと質問。野田佳彦首相は「大掛かりな改修が必要で困難」と答え、小宮山洋子厚生労働相も「今後の災害では(風呂の)仕様を見直す」と答弁するにとどまりました。

 山下氏は「いま仮設住宅で凍えている5万世帯の被災者を見捨てることは許されない」と強調。宮城県の仮設住宅の写真を示しながら、▽浴槽の交換をせずに追い炊き機能付きの湯沸かし器を業者に頼んで付けている人がいる▽風呂用の電気保温器は2万円程度で市販されている―などの例を突きつけ、「やる気さえあればすぐできる」と迫りました。

 野田首相は「いろいろな提案もあったので勉強したい」と答えました。

 山下氏はまた、水道管の凍結対策のため、樹脂製の管を金属製に替えれば、凍結しても電気を通すことにより5〜10分で溶かせるとの地元業者の声を紹介。こうした対策を自治体が取ったり、地元業者を活用した場合にも、災害救助法の対象として国が負担するよう求めました。

 小宮山厚労相は「災害救助法の対象となる」と答えました。


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