2012年1月31日(火)
玄海原発 力合わせ操業停止へ
佐賀で提訴前集会 原告決意に拍手
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国と九州電力に玄海原発4基全ての操業停止を求める「原発なくそう! 九州玄海訴訟」の提起(31日、佐賀地裁)を控えた前日の30日、たたかいへの決意を新たにする提訴前集会が佐賀市内で開かれ、320人が参加しました。
31日の第1次提訴には、1704人の原告が名を連ね、原発関連の訴訟としては最大規模になります。集会参加者から承認を受け、長谷川照前佐賀大学長が原告団団長に就任しました。長谷川団長はあいさつで、「果たして国の政策を変えることができるのかという不安もあったが、これだけ多くの原告が集まり、力を合わせれば必ずできると感じた。みなさんもそう思いませんか」と呼びかけると会場から大きな拍手が起こりました。
弁護団(147人)の板井優共同代表は訴訟の意義にふれて「私たちがここに生存し続けることができるかどうかを問いかけていく。多くの国民の支持を得て裁判を続けていかなければならない」と決意を語り、勝利を信じたたかっていくことを訴えました。
「3・11」に合わせた第2次提訴では、新たに約1000人の原告が訴訟に加わる見通しで、少なくとも1万人を超える原告の結集をめざしています。
参加した佐賀市の自営業者(68)は「チェルノブイリのように35年たっても帰れない状況にしないため、絶対に原発があってはならないと思い原告に加わりました」と話しました。