「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年1月24日(火)

“浜岡原発を廃炉に”

11万人の署名提出

経産省に住民団体

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 「世界一危険」な浜岡原発(静岡県御前崎市)の永久停止・廃炉を求める署名11万5226人分が23日、静岡県内の幅広い住民組織や平和・民主団体によって経済産業省に届けられました。福島原発の惨状を目の当たりにした、原発立地県民の不安・怒りの高まりを示しています。


写真

(写真)経産省の担当者に署名を提出する林議長(右側)=23日、衆院第1議員会館内

 署名提出には、浜岡原発廃炉を求める各地の住民団体や静岡県労働組合評議会(県評)など13団体から47人が参加しました。紹介議員は日本共産党の佐々木憲昭衆院議員と井上哲士参院議員。経済産業省から係長ら4人が応対しました。

 提出に当たり、県評の林克(かつし)議長は「いろいろな運動をやってきたが、こんなに集まる署名はなかった。再稼働には住民合意が必要だとしているが、住民は合意しないでしょう。この署名が表しています」と語りました。

静岡27自治体 決議や意見書

 署名は昨年5月の浜岡原発停止後から取り組まれ、2度の集会をはさんで8カ月で10万人分を超えました。特に若い子育て世代の関心が高く「1時間で200人以上が書いてくれる」「10秒に1人が署名した」といった経験が各地で生まれています。静岡市清水区や浜松、湖西、磐田の各市、東静(沼津、三島両市が中心)ほか各地で住民の会も発足。また県内35自治体のうち、原発の廃炉や安全確認なしの再稼働反対、原発の安全確保等を求める意見書や決議を可決した議会は7割を超す27に及んでいます。

 参加者は「一刻も早く無くすよう指導を」「命と健康の問題だと認識してほしい」「浜岡で事故が起きたら日本全体の経済にかかわる」と訴えました。


 浜岡原発 東海地震の想定震源域の真上に位置し、地盤そのものの破壊による原子力プラントの破壊が指摘されています。3〜5号機の出力は100万キロワット以上で、特に5号機は日本の原発中最大の138万キロワット。福島第1原発1〜3号機の2〜3倍で、事故が起きた場合は福島以上の被害が出る恐れがあります。

図

見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって