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2012年1月22日(日)

消費税増税いやです

店主 転嫁できない お客 子育て大変に

本紙 商店街インタビュー 東京・板橋

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 野田佳彦首相と民主党政権が推しすすめる消費税増税のたくらみ。商売への影響は、消費者の暮らしは―。東京都板橋区の商店街で聞くと、「商売続けられない」「景気悪くし格差拡大」など増税に反対する声が多く聞かれました。


 インタビューをした場所は同区の「ハッピーロード大山商店街」。「地元客がほとんど」(靴店)という同商店街で、消費税増税への賛否を回答した60人のうち、46人(約77%)が反対、14人が賛成でした。

原材料が高騰

 「小売りは大変。消費税は上げないでほしい」と話すのは精肉店主(44)です。「とんかつやコロッケに使う油やパン粉など原材料価格が高騰しているのに、商品の価格には転嫁できない。消費税が上がったら利益はますます少なくなる」と案じます。

 山形県の農産物などを販売している男性(44)は「増税したら、景気は一層低迷し、格差の拡大にもつながる」と心配します。

 「お客さんに消費税分をまけてくれと言われれば、断りきれない。持ち出しもある」(手芸店)という声も。

お金持ち優遇

 「お金持ちや大企業は優遇されているのに許せない」と怒るのは薬局で買い物をしていた女性(50)です。「負担は増えているのに、年金支給年齢の引き上げなど老後の保障もない。税金の使い方に疑問を感じている」

 3歳の子どもの母親(27)は「子どもにも、これからいろいろかかってくる。生活のことを考えると困る」と話します。

 4人の子育て中のお母さんは「消費税増税は貧乏人いじめ。子どもが中学にいくと修学旅行の積み立てもあると聞いて心配しているのに、10%に負担が増えるとサッカークラブや習い事もさせられなくなる。子ども手当も削られたでしょう。庶民は厳しい生活をしている。国の政治をする人は庶民の声をもっと聞いてほしい」と語りました。


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