2012年1月17日(火)

参院東京選挙区に吉良氏

党都委発表　議席奪還目指す

（写真）記者会見する吉良参院東京選挙区予定候補（左から２人目）と笠井（左端）、宮本（左から３人目）、田村の各氏＝16日、都庁内

　日本共産党東京都委員会は１６日、２０１３年夏に行われる参院選東京選挙区（定数５）に、党都委員会雇用と就活対策室長の吉良よし子（きら佳子）氏（２９）＝新＝を擁立すると発表しました。

　都庁で開いた記者会見で吉良氏は「国政でどうしてもやりたい仕事は、企業に社会的責任を果たさせるルール作り」と強調。「若者が働けず、働けても非正規で貧困が再生産される社会は絶対許せない。若者が希望を持って働ける就活・雇用ルールを作りたい。消費税大増税を進める民主党も自民党も、国民のための政治はできない。９９％の国民のための政治実現に全力で頑張る」と表明しました。

　若林義春都委員長は「吉良さんは民間企業で『企業の社会的責任』のリポート作りに携わるなかで、日本の大企業の異常なあり方を是正しなければと政治家への道を志した」と紹介。「非正規労働者の暮らしを守り、人間らしい雇用を求める運動や、原発事故から子どもの命と健康を守る運動、暮らしと福祉の充実をはかる運動に取り組んできたベストの候補者。必ず（東京で党の）議席を取り戻したい」と強調しました。

　会見には笠井亮衆院議員、宮本徹衆院東京比例予定候補、田村智子参院議員、吉田信夫都議団長が同席しました。

　吉良氏の略歴　１９８２年高知県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。青年運動、憲法９条、平和を守る運動に取り組む。０９年都議選（豊島区）に立候補。