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2012年1月16日(月)

エクアドル コレア政権5年

貧困人口4.8%減らす

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 【メキシコ市=菅原啓】エクアドル南部クエンカで14日、コレア政権が進める「市民の革命」5周年を祝う集会が開かれ、与党・国家同盟の支持者ら約4万人が参加しました。

 コレア大統領は、新憲法制定を通じた政治改革、新自由主義的経済政策の転換、汚職撲滅、貧困削減などを柱とする「市民の革命」を掲げ、2007年1月に就任。公約に基づき、対米FTA(自由貿易協定)交渉を打ち切ったほか、石油や鉱山など基幹産業の国営化を推進。法定最低賃金を月170ドル(06年)から264ドル(11年)に引き上げるなど貧困層への支援策を充実させ、貧困人口の割合を06年の37・6%から10年には32・8%に引き下げました。

 コレア氏は14日放映のテレビ番組の中で、「豊かなものが多くの税を払う」累進課税の強化が重要だと強調。実際に同政権は、脱税摘発を強化し、増税せずに税収を46億ドル(06年)から94億ドルに増やし、政策実現の財源を確保してきました。

 集会での演説でコレア氏は、困難な中でも貧困層削減を進めてきた点を大きな成果として指摘し、「われわれに不可能なことはないし、打ち破れない障害は一つもない」と力説しました。


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