2012年1月13日(金)
降下訓練を続行
東京・横田基地 米軍、無通告で
在日米軍横田基地(東京都福生、武蔵村山、羽村、立川、昭島の5市と瑞穂町)で12日、米軍が自治体などに無通告でパラシュート降下訓練を行いました。
福生市企画財政課は同日の訓練について、「連絡を受けていない」と話し、防衛省北関東防衛局横田防衛事務所も、午前中の段階で連絡はないとしています。同防衛事務所によると、過去10年ぐらいの間に横田基地でパラシュート降下訓練を実施した記録はないといいます。
サムライサージと呼ばれる今回の訓練について、防衛省から周辺自治体への事前の情報提供では、実施日は10日だけ。内容はC130輸送機7機による、1機あたり砂袋1個・箱1個を投下するというもので、人員降下訓練実施の可能性もあるとしていました。在日米空軍横田基地広報は米陸軍部隊約100人が降下訓練を実施したことを認めています。
監視活動を行っている羽村平和委員会によると、12日は午前10時から訓練を開始し、高い高度から特殊部隊が使用する長方形のパラシュートで兵士8人が降下。この後、C130輸送機1機が上空を4回通過しながら円形のパラシュートで約40人、続いて2機編隊で20人の合わせて約60人を降下させたといいます。11日もパラシュート降下が目撃されているとしています。