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2012年1月12日(木)

生活向上政策さらに

オルテガ大統領就任式

ニカラグア

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 【メキシコ市=菅原啓】中米ニカラグアの首都マナグアで10日、昨年11月の選挙で再選を果たしたオルテガ大統領の就任式が行われました。同大統領の就任は1980年代の1期目、2007年からの2期目に続いて通算3期目となります。

 就任式が開かれたマナグア市内の広場には約8000人が参列。近隣の中米諸国を中心に多数の国家元首らが出席しました。

 式典で演説した政府関係者らによると、オルテガ政権下では、右派政権時代の2006年と比べて輸出額が倍増。医療・教育の無料化や貧困層への支援強化を進めた結果、最近の世論調査では、7割以上の国民が「ニカラグアは良い方向に進んでいる」と回答したといいます。

 オルテガ大統領は、就任演説で、貧困層支援をはじめ、国民生活の向上のための社会政策をさらに充実させると約束。そのために、キリスト教、社会主義、連帯を基礎とした改革の道を歩み続けると表明しました。

 同大統領は、資本主義モデルは深刻な危機を引き起こしているとして、「このモデルには地球上に存在する場所は残されていない」「中南米にとっては、社会主義のような公正と連帯の道以外に方向はない」と発言。相互補完や連帯、無条件の協力、公正な貿易関係・市場などを原則とした経済システムを構築する必要性を改めて強調しました。


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