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2011年12月31日(土)

ジャマイカ 中道左派が過半数

総選挙下院 前首相返り咲き

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 【メキシコ市=菅原啓】カリブ海のジャマイカで29日実施された総選挙で、中道左派の人民国家党(PNP)が下院で過半数を獲得することが確実となりました。この結果、2007年まで同国初の女性首相だった同党のシンプソンミラー党首が政権に返り咲くことになります。

 下院選挙は63の小選挙区で行われ、中央選管の暫定集計によると、PNPは38選挙区で議席を獲得。ホルネス首相が率いる保守与党・ジャマイカ労働党(JLP)が勝利した選挙区は22にとどまっています。

 ホルネス首相は、前政権下で始まった教育・医療の無料制度をJLPの実績としてアピールしました。しかし世界的な経済危機の影響で失業率が高まったことが与党への逆風となり、有権者の期待が野党のPNPに向かいました。

 シンプソンミラー氏は選挙戦を通じて、教育制度のさらなる拡充を約束。経済政策では、中小企業に焦点を当てた支援を行い、雇用拡大をめざすプログラムを訴えました。


 ジャマイカ キューバの南に位置する面積1万991平方キロ(秋田県とほぼ同じ大きさ)の島国。1962年にカリブ海の英植民地で最初に独立。人口約273万人。黒人が9割強を占め、他に混血6・2%、インド系0・9%など。公用語は英語。主要産業は、ボーキサイト、観光業、農業(砂糖、コーヒーなど)。


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