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2011年12月20日(火)

首相の演説 急きょ取りやめ 駅前騒然

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 野田佳彦首相は19日、東京・新橋駅前で首相就任後初の街頭演説に臨む予定でしたが、正午に公用車で官邸を出発した直後に金正日総書記死去の一報を受けて演説を取りやめ、急きょ官邸に引き返しました。

 同駅前では蓮舫行政刷新担当相らによる街頭演説が午前11時半ごろから始まっていましたが、聴衆からは「消費税増税やめろ」「原発いらない」「解散せよ」などのヤジで騒然となりました。近藤洋介衆院議員(同党国民運動委員長)が「(民主党政権に対する)多くの期待を裏切ってしまったのも現実だ」と述べると、スーツ姿の男性が「その通り」とヤジをとばし、聴衆が失笑する場面も。首相到着予定の午後0時10分が近づくと、ヤジはいっそう激しくなりました。

 そこに、首相演説中止の一報が入り、近藤氏が「おわびをしなければならなくなった」と金総書記死去の事態を説明。聴衆からは「逃げるのか」「野田を呼べ」などの声が飛びました。


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