「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2011年12月19日(月)

“原発事故収束まだ”

福島 閣僚訪問にあわせ抗議

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)「政府は『事故収束』宣言を取り消せ」と抗議の声をあげる人たち=18日、福島市の県庁前

 「東京電力福島第1原発事故はまだ収束していません」―。「ステップ2」完了報告のため政府3閣僚が福島県の佐藤雄平知事らを訪問した18日午後、抗議の声が県庁前で上がりました。ふくしま復興共同センター(事務局・福島県労連)が呼びかけ、「こういう行動は人生初めて」という主婦など約50人が参加しました。

 県庁入りした3閣僚は、枝野幸男経済産業相、細野豪志環境相兼原発事故担当相、平野達男復興担当相。避難区域の首長らとも会いました。

 県庁正門前には、緊急の抗議行動の呼びかけにこたえて準備した横断幕やプラカードを持った人たちがずらり。日本共産党の宮本しづえ県議も激励のあいさつをしました。

 「事故は国会じゃなく、福島の原発で起きている。事故は続いており、責任を持って早く収束させて」と子どもへの放射能の影響を心配する女性。避難生活の早川篤雄さん=住職=は「核燃料棒が溶け、圧力容器の底から抜け落ちているのに収束したというのは、これ以上、避難住民を愚弄(ぐろう)する言葉はない。知事はごまかされず、『オール福島』の怒りの声を伝えてほしい」と力を込めました。

 午後2時過ぎ、3人の大臣たちが西口から県庁舎に向かう姿を確認すると、参加者たちは「政府は『事故収束』宣言を取り消せ」「政府は情報を公開しろ」「英知を集めて事故を収束させろ」などと抗議の唱和を繰り返しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって