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2011年12月19日(月)

青年よ未来(へいわ)を抱け

高校生、学んで交流 東京

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(写真)平和について学び、交流する高校生ら=18日、東京都港区

 「平和のことをもっと知りたい」と東京都内の高校生らが18日、「第17回東京の高校生平和のつどい」を東京・正則高校を会場に開きました。「青年よ未来(へいわ)を抱け」をスローガンに、「フクシマ・ナガサキ・オキナワ〜今私たちにできること」と題したシンポジウムや分科会で約200人が学び、交流しました。

 主催したのは都内の高校生でつくる実行委員会。あいさつした実行委員長=高校3年生=は、東日本大震災のボランティア活動や原発についての学習会などに取り組み、長崎・沖縄平和学習ツアーで戦争の悲惨さを学んできたことを紹介し、訴えました。「誰もが笑っていられるような未来を築きたい」

 福島県、東京都、長崎県、沖縄県の高校生7人がパネリストとして発言。福島県の女子高生が、「レベル7の原発事故が起きた土地で普通に暮らしていることを考えると怖くなります。政府は経済的な利益ばかりではなく、国民の安全を優先してほしい。原発廃止を支持します」と語ると、会場から拍手がわきました。

 長崎県の高校生は、「原爆の悲惨さを次の世代に伝え続けなくてはいけない」と話し、沖縄県の高校生は普天間基地問題について「県外移設ではなく、アメリカに返還することが沖縄県民の願い」と述べました。東京の高校生は、震災ボランティアについて報告しました。

 協力出演したアイドルグループ「制服向上委員会」が「ダッ! ダッ! 脱・原発の歌」を披露、フォトジャーナリストの郡山総一郎氏が「フクシマ・オキナワの今」と題して報告しました。日米安保条約と米軍基地問題、原発問題、教育問題などを考える六つの分科会で真剣な議論を交わしました。

 世田谷区から参加した男子高校生は、「政府は、原発事故の収束を宣言したけどごまかしているだけだと思う。平和についてもっと勉強して、本当のことを知りたい」と語りました。


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