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2011年12月18日(日)

収束宣言より究明を

小池氏 首相の原発対応批判

TBS番組

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 日本共産党の小池晃政策委員長は17日、TBS番組「みのもんたのサタデーずばッと」に出演し、各党の出席者と議論を交わしました。

 番組冒頭、野田佳彦首相が福島原発事故について、「収束」宣言したことが話題に。小池氏は、「生死をさまよう病気の人が、原因もわかっていないのに、『熱が下がったから大丈夫だ』といわれても安心できない」と述べ、「いまやるべきは『大丈夫』宣言ではない。原子炉がどうなっているかの究明だ」と指摘しました。

 他の党も反発。民主党の川内博史衆院議員は「『収束』という言葉は適切ではない」と認めざるをえませんでした。

 各党の態度が浮き彫りになったのは政党助成金。小池氏は「政党助成金は返上して被災地に回すなど、せめてそのぐらいのことができないのか」と各党の姿勢を批判。

 司会のみの氏は、国会議員などの賞与が上がったことを引き合いに、「(政党)助成金で返してもらうしかない。相変わらず政治資金集めのパーティーは続いている。納得がいかない」と不満を語りました。

 小池氏はすかさず「絶対に(政党助成金の返納を)やるべきだ。事業仕分けをするというなら、一番の金づるの政党助成金こそやめるべきだ」と主張。他の党はダンマリでした。

 首相が「不退転の決意」で取り組むとした消費税増税について、各党が「将来的には上げないといけないが、いまあげるのは反対」(公明・斉藤鉄夫氏)などと論じるなか、小池氏はキッパリ反対。「(民主党は)選挙の時は上げないといい、今度は(消費税増税との)『一体改革』で社会保障をよくするかと言えばそうではない。そんな中での増税など論外だ」と批判しました。

 橋下徹・次期大阪市長が率いる「大阪維新の会」との連携について、民主党の川内氏は「YES」、小池氏は「NO」のパネル。独裁反対の一点で共闘した大阪市長選にふれ、「市長選では過去の行きがかりを捨てて民主、自民と一緒に平松(邦夫)氏を推した。選挙がおわると連携するとは、情けない」と批判しました。コメンテーターの田丸美寿々氏が「節操がない」と合いの手を入れ、川内氏は「連携と話し合いは違う」などとごまかしました。


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