2011年12月13日(火)
日本共産党代表団 キューバ訪問日程終える
6日からキューバを訪問中の日本共産党代表団は11日、共産党指導部との会談のほか、さまざまな分野の幹部との懇談や視察などすべての日程を終えました。
エルバ・ロサ・ペレス党中央科学部部長・中央委員と緒方靖夫団長の懇談では、自然科学から社会科学にまで話が及びました。ペレス氏がかかわる科学省には「遺伝子・生物工学研究センター」も所属しています。がんの抑制効果や乳幼児ワクチンの開発、マルクス主義の研究などが話題になりました。
また、ペレス氏は、キューバの学術機関が中国とベトナムのそれぞれの社会科学院との交流をすすめており、社会主義と市場経済との関係が最大のテーマになっていることを紹介。それについての日本共産党の見解を尋ね、緒方氏は党の綱領的立場と市場経済について述べました。
ペレス氏は、日本共産党が党活動でインターネットをどのように活用しているのかについて関心を寄せました。緒方氏は、科学的社会主義の理論学習の強化に力をそそぐ中で、綱領と古典の連続教室をインターネットでも中継し、3万人近い視聴者が学習していることを紹介。こうした方法をさらに活用していく可能性についても説明しました。一行は、ホルヘ・アリアス・ディアス党国際部副部長(中南米担当)、コリーナ・ロドリゲス共産青年同盟全国指導部員とも懇談し、遺伝子・生物工学研究センターを視察しました。(ハバナ=松島良尚)