2011年12月11日(日)
原発・空母いらない
神奈川 シンポに幅広く1600人
平塚市長があいさつ
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なくせ原発、米原子力空母ジョージ・ワシントン(原子炉2基、GW)はいらないと訴えるシンポジウム(実行委員会主催)が10日、神奈川県平塚市で行われました。シンポは、横須賀を母港とし、「海に浮かぶ二つの原子炉」といわれるGWの原子炉の危険性をあらためて明らかにするもの。1600人を超える人たちが参加しました。
主催者を代表して、松川康夫実行委員長(神奈川革新懇代表世話人、海洋学者)があいさつ。平塚市の落合克宏市長が来賓あいさつし、「シンポジウムを通して原子力、放射能とどのように向き合うか、原子力に依存しないで社会をどのように構築していくか議論を深めていただければ」と述べました。湯河原町長、二宮町長、清川村長が賛同メッセージを寄せました。
清水修二福島大学副学長が、人間関係の分断や住民の離散など福島にもたらした放射能災害について特別報告。元地震予知連絡会委員の水野浩雄氏、弁護士の呉東正彦氏、日本共産党衆院議員の吉井英勝氏の3氏がパネリストを務めました。
水野氏は、東海地震、関東地震、三浦半島活断層群など県内で想定される大地震について報告。呉東氏は、津波の引き波でGWの原子炉が冷却できなくなり、原子炉事故を起こす危険性を解明しました。