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2011年12月8日(木)

小沢氏から相談受けた

09年総選挙の金配り 池田元秘書証言 規正法違反か

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 民主党元代表の小沢一郎被告(69)の資金管理団体「陸山会」が2009年の総選挙直前、同党候補者91人に計4億4900万円を献金するにあたり、政治資金規正法に抵触する資金移動をした疑いが判明しました。7日、東京地裁で開かれた小沢氏の第7回公判(政治資金規正法違反事件)で、証人出廷した元秘書の池田光智被告(34)が証言したもの。

 09年分の政治資金収支報告書によると、小沢氏の関連政治団体「改革フォーラム21」(フォーラム)は衆院解散日の7月21日に、同氏が代表の「民主党岩手県第4区総支部」に3億7千万円を寄付。同支部は翌日22日に同額を、陸山会に寄付しました。陸山会は21日から公示直前の8月17日までに同党候補者91人に200万〜500万円を献金。いずれも小沢氏に近い候補者でした。

 公判で池田被告は陸山会が候補者への寄付を終えた時期に、「フォーラムから陸山会に寄付できるかと小沢氏から相談を受けた」と証言。池田被告は「直接は(規正法の年間5000万円という)上限があるので難しい。借入とか他団体(党支部)なら寄付できると説明した」と述べました。

 この証言により、小沢氏は候補者に献金した後で、同支部を迂回(うかい)して陸山会に寄付した形式を整えた疑いが出てきました。政治資金規正法は寄付が実際に行われた日付を政治資金収支報告書に記載するよう定めており、この規定に抵触する可能性があります。

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