2011年12月7日(水)
“あの空へ帰ろう”誓う
日航解雇通知1年 国民支援共闘が集会
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日本航空のパイロットと客室乗務員に解雇が通知されて間もなく1年となる6日夜、日航不当解雇撤回をめざす国民支援共闘会議は、裁判勝利に向けた総決起集会を東京都内で行い、652人が参加しました。
東京地裁での裁判は今月、パイロット原告団が19日、客室乗務員原告団が21日にそれぞれ結審する予定です。9月の証人尋問で稲盛和夫日航会長は「誰が見ても雇用を続けることは不可能ではない」と解雇の必要性がなかったことを認めています。
主催者あいさつで大黒作治全労連議長は、「来春には判決が出る重要局面です。このたたかいは、すべての労働者の権利を守り、空の安全を守るものです。全国からの支援で勝利しよう」と呼びかけました。
竹信三恵子和光大学教授(元「朝日」記者)、笠井貴美代新日本婦人の会会長、東海林智日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)議長、玉地史郎航空安全推進連絡会議議長が連帯あいさつしました。
現役のパイロット、客室乗務員、整備の労働者が「解雇された労働者を職場に戻し、安全を守りたい」と訴えました。原告団から、山口宏弥パイロット原告団長、内田妙子客室乗務員原告団長が職場復帰を目指し決意表明しました。
閉会あいさつで金澤壽全労協議長が「首切り自由社会にしないため、負けられない」と強調。参加者全員で「翼をください」や解雇撤回闘争で生まれた歌「あの空に帰ろう」を大合唱して、勝利への奮闘を誓いました。