2011年12月7日(水)
新国立劇場合唱団員の1年契約は不当
音楽家ユニオンと市田氏が懇談
日本共産党の市田書記局長・音楽議員連盟副会長は5日、日本音楽家ユニオンの篠原猛代表運営委員らの訪問を受け、参院議員会館内で懇談しました。
篠原氏は、新国立劇場の合唱団員が1年契約で、更新前にオーディションを繰り返されていることの不当性を訴え、FIM(国際音楽家連盟)の執行委員会が、新国立劇場を名指しで批判していることを紹介しました。
市田氏は「合唱団にとってメンバーがしょっちゅう変わっては系統性が保たれず、いいハーモニーを奏でることはできない」として新国立劇場運営財団のやり方の問題を指摘しました。
懇談では「効率」だけが優先される文化行政の問題や、震災の復興で音楽家の役割などが話題となりました。