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2011年12月4日(日)

各地石綿訴訟と連帯

最高裁勝利へ東京で集会

大阪・泉南

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(写真)首都圏建設アスベスト訴訟原告団に絵手紙をおくりエール交換をする原告ら=3日、東京都内

 大阪・泉南アスベスト国賠訴訟の最高裁での勝利をめざす首都圏スタート集会が3日、東京都内で開かれました。

 じん肺弁連の山下登司夫幹事長、公害弁連の篠原義仁代表委員が今年8月に出された大阪高裁判決を批判し「公害裁判闘争の歴史を40、50年も戻すものだ」と述べました。

 泉南アスベスト訴訟原告弁護団の村松昭夫弁護士は、抑制濃度の基準値を間違えるなど事実認定がずさんで恣意(しい)的な判決内容を解説。最高裁上告にあたり代理人弁護士が1008人になったと報告し、首都圏建設アスベスト訴訟など各地の訴訟と連帯してたたかう決意を述べました。

 原告団代表4人が上京。29年間、石綿工場で働いた父親の山田英介さん=当時70歳=を胸膜中皮腫で失った第2次原告の山田哲也さんが「父は竹やりでおなかを突かれているようだと訴えていました。このままでは国は責任を放置し、東日本大震災の被災地で新たなアスベスト被害が出ても見て見ぬふりをするでしょう。これ以上、つらく苦しい思いをする人が出ないよう必ず勝利したい」と支援を呼びかけました。

 福島県から駆けつけた原発問題住民運動全国連絡センターの伊東達也筆頭代表委員は「泉南訴訟の合言葉『国は知ってた、できた、でもやらなかった』は原発事故にそのまま当てはまる。国と東電は賠償を最小限にしようと、人災だと認めようとしない。普通の暮らしを返せと、未来を展望して団結して頑張ろう」とあいさつしました。


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