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2011年12月4日(日)

支援拡充 国会の使命

山下氏 復興へ従来枠超えよ

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(写真)質問する山下芳生議員?1日?参院震災復興特委

 日本共産党の山下芳生議員は1日の参院復興特別委員会で、東日本大震災の復旧・復興事業にあたって「個人財産の形成」を理由に公的支援の拡充を拒否する政府の姿勢をただしました。

 山下氏は、阪神・淡路大震災以来、被災者の運動で住宅再建に対する公的支援が一歩一歩前進してきた経緯を紹介し、「貫かれている理念は『失われた個人財産を補てんする』のではなく、『失われた生活基盤の回復を支援する』という考え方だ」と強調。復興交付金を活用する効果促進事業でも、「資産形成」などを理由にして使途に不当な制限を設けるべきではないと述べました。

 平野達男復興担当相は「そういう側面はある」と同意しながらも、「これ以上、新たな(支援)制度をつくると、これまでとのバランスを欠く面も出てくる」などと弁明しました。

 山下氏は、防災集団移転や液状化対策などでも個人負担が重過ぎて進まないのが実態だと述べ、「従来の枠組みを超えた公的支援制度の拡充・創設をはかることこそ、国会に身をおく者の歴史的使命だ」と強調しました。

 復興担当相は「支援の気持ちはあるが、個人財産への支援は慎重にあるべきだ」などと繰り返しました。


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